露出

カメラは光を記録する装置です。記録時の光の量の事を露出といいます。

露出は、基本的に「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つで決まります。

写真を撮るには、ある一定の量の光が必要です。上記の3つをうまく調整して、その一定量の光を得ることで写真ができあがります。
絞り

絞りは、光を取り入れる穴の事です。F値と呼ばれる数値を指定することで、穴の大きさを変えることができます。

  • F値が小さいほど、

    穴の大きさが大きい
    光の量が増える
    ピントが合う範囲が狭くなり、背景がボケやすくなる

  • F値が大きいほど、

    穴の大きさが小さい
    光の量が減る
    ピントが合う範囲が広がる

シャッタースピード

シャッタースピードは、光を取り込む時間の事です。単位は秒で、1/60の場合は、1秒の60分の1という時間になります。

  • シャッタースピードが速いほど、

    光の量が減る
    手ブレしにくくなる
    速い動きの被写体をブレずに撮れる

  • シャッタースピードが遅いほど、

    光の量が増える
    手ブレしやすくなる
    速い動きの被写体がブレる可能性がある

ISO感度

ISO感度は、光を記録する際の光の感度の事です。数値が高いほど感度も高い事を意味しています。数値が高ければ、暗い場所でも撮影することができます。

  • ISO感度が低いほど、

    光の量が減る
    ノイズが減り、なめらかで綺麗な画質になる

  • ISO感度が高いほど、

    光の量が増える
    ノイズが増え、ザラザラした画質になる

その他のアイテム

はじめに書いたように、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」を調整して、ある一定量の光を取り入れないと写真が撮れません。どうしてもこの3つの調整だけでは一定量の光が得られない時は、以下のアイテムを使って必要な光の量をゲットしましょう。

  • ストロボ(フラッシュ)

    カメラに搭載されているものや、外付けで使うものなどがあります。これによって暗い場所でも一定の光を得る事ができます。

  • 三脚

    三脚を使うと、手ブレを防ぐことができる他、暗い場所では、シャッタースピードを遅くして光の量を増やす事ができます。被写体が動くような場合は、ブレてしまうので注意が必要です。